アルファ・ロメオ、大型SUV/ジュリア・クーペ導入へ ハイブリッドも
公開 : 2018.05.16 11:10
HVは2種 ラ フェラーリ譲りのHY-KERSも
噂では、高性能のエネルギー回生システムにはHY-KERSシステムの改良版が搭載されると言われている。HY-KERSシステムとは、フェラーリとマニエッティ・マレリ社がラ フェラーリのために共同開発し、F1のシステムよりも先進的だと主張していたパワートレインである。
開発中のパワートレインは2種類あると言われており、ひとつはジュリア・ヴェローチェの280ps、2.0ℓガソリンターボ、もうひとつはジュリア・クアドリフォリオに搭載される2.9ℓV6ターボで、2.0ℓバージョンは合計で350ps、V6バージョンは650psに達する見込みだ。これはフェラーリ488より20ps少ないだけで、もっともパワフルなアルファ・ロメオの市販車になる。
これらのパワートレインはまったくのパフォーマンス志向だが、ハイブリッドゆえ、燃費とCO2排出量もある程度改善され、ゆくゆくはジュリア・セダンとステルヴィオにも搭載されるはずだ。
ヨーロッパ/中東/アフリカ地域マーケティング責任者のロベルタ・ゼルビが語ったところによると、「これらの新モデルは英国でのセールス増加にもつながるはずです。ジュリアとステルヴィオの登場で増加しているものの、依然として主要なセールスはミトとジュリエッタのリース販売に頼っているのです」