DS、2017年の売上が大幅下落 CEO「想定内」 30年計画で躍進めざす
公開 : 2018.05.16 11:40 更新 : 2018.05.16 12:52
プレミアムブランドとしての第一歩
「2017年は総じて、ふさわしい価格決定力を持つことに成功しました。プレミアムブランドとして、残存価値向上の基礎固めができたと言えます。わたしたちはどんな市場であろうと価格決定力を持ちますし、この戦略を支える新モデルも開発中です」
タバレスは新型7クロスバックの初動を例に、DSブランドの進歩を示した。
「昨年、わたしたちが販売するクルマは5、6年前にデビューしたものばかりでした。しかし、DS7では新しい一歩を踏み出しました。DSとして初めて、あり合わせのエンジニアリングではなく、プレミアムカーとしてのエンジニアリングを行うことができたのです。優れた技術やインテリアのクオリティ、エクステリアのデザインなど、その成果は多岐に渡ります」
「クルマの売り上げはプロダクトのクオリティに依存します。最初の数週間で4000台近くが売れたというのは、まさにわたしたちが期待した通りです。ディーラーのスタッフは興奮していますが、まだまだスタートラインに立ったに過ぎません」
「確かに、昨年はセールス面でふるわなかったのは事実です。しかし、昨年、長期戦略を成し遂げるための進歩があったのも事実です。わたしたちは長い旅を始めたばかりで、ブランドのイメージを固めるべく、これから毎年新たなモデルが登場します。一貫性は成功に通じているのです」