フォード・フィエスタ・アクティブX 1.0T試乗 コンパクトなクロスオーバー 自由度も拡大
公開 : 2018.07.02 15:40
どんな感じ?
18mmで変わる運転の自由度
このフィエスタ・アクティブは、フォードが提供するライトなSUV、クロスオーバー風モデルのトップバッターとなる。今後、新しいフォーカスとKa+にも、アクティブモデルが追加されるはず。フォードは、フィエスタの購入層の15%が、アクティブを選択すると見込んでいる。
背が高くなったといっても、実際は親指の幅程度。フィエスタに不必要なほど、車高が上げられている訳ではない。未舗装路や荒れた凹みの多いアスファルト路面などで、クルマの底面をこする心配が減り、余計な気を使わずにクルマを走らせることができるようになった。
そのことで、クルマを運転するということに対する自由度が、かなり高まったと感じられる。この点こそ、近年SUV人気が拡大し続ける理由だとわたしは考えている。
アクティブからは、本物のSUVのような安心感やおおらかさも感じられるが、あくまでも雰囲気。犬の散歩で訪れた広場の駐車場が凸凹でも、気にする必要はなくなる。広告のように、アウトドアを楽しむライフスタイルへの変化を求めるなら、カイトサーフィンやマウンテンバイクが良いかもしれない。広告の舞台にはならないだろうけれど、発展途上国の支援に向かう手段にも使えそうだ。
ちなみに、かつて存在したローバー・ストリートワイズが、このスタイルの先駆けだとは考えてはいない。