アストン マーティン、ブガッティ出身デザイナー起用 パフォーマンス追求へ
公開 : 2018.05.18 17:10
モータースポーツへの関与も
アストン マーティンにとって最も有益なのは現在進められているヴァルキリー・プロジェクトだろう。
F1のレッドブル・レーシングとの協力により得るものは大きいはずだ。アストンの素材管理マネージャーであるリビー・メイは、ヴァルキリーはデザイナーやエンジニア達に良い影響を与えていると語った。
「(ヴァルキリーは)他のモデルにも通用する良い効果をもたらしています」と彼女はいう。「レッドブル・レーシングからはパフォーマンスの最大化について多くを学ばせてもらっています。フォーミュラ1チームから得るものは多いです」
ヴァルキリーの徹底したパフォーマンス追求は、デザイン性よりも空力の重視が求められる。これはデザイナーがアストンらしさと風洞試験における性能を両立する方法について新たに得るものがあるだろう、とメイは語る。
アストンの方針転換は公道仕様車を疎かにするというわけではない。だが、2021年に発表されるF1の新エンジンレギュレーションが同社の計画に合っていたら、この方向性はより加速することになるだろう。
現在、アストン マーティンはレッドブル・レーシングのタイトルスポンサーだ。しかし、アンディ・パーマーCEOは今後関係を強化していく方針だ。先月のツイートでは「予想される(F1レギュレーションの)変更により、アストンがモータースポーツのエンジンサプライヤーになるための障壁が取り除かれるだろう」と語っていた。