試乗 テスラ・モデル3 生産/価格は課題 自動運転や乗った印象は?
公開 : 2018.05.21 10:10 更新 : 2018.09.18 18:19
「買い」か?
テスラの喧騒 モデル3には本物の魅力
もちろん、モデル3は完ぺきではないが、それが問題だろうか。2日間をともに過ごしたあと、このクルマが好きになっていた。喧騒から本物を探し出すのがわたしの役目なのだ。
なかには、テスラ株で儲けようとするものもいるし、テスラで働くのはゾッとするというものもいる。そして、テスラの今後を気にしているのは、4万人の従業員だけではないのかも知れない。
新たに会社を興し、4万人を雇用して、ディーラーネットワークを構築し、6000台以上の急速充電機の設置と、世界最大のバッテリー工場を創り出せば、ある程度の自信にはなるだろう。それでも、最終的にはきちんとクルマの生産は行わなければならない。
だが、こういった点もわたしにはどうでもいいことだ。わたしに出来ることは何もない。
自動車メーカーとは、作り出すクルマの品質と出来によって評価されるべきであり、ひとこと言わせてもらえれば、モデル3には本物の魅力があった。
テスターからひとこと
モデルSの収納の少なさに不満の声が上がったために、モデル3では、トランスミッション・トンネルの必要性が無いにもかかわらず、巨大な収納をもつセンターコンソールが設置された。