EU、12の安全装備を義務化 アルコール/居眠り検知など 21年〜
公開 : 2018.05.19 18:40
商用車向けは別の規制も
商用車向けには他の機能の義務付けも検討されている。乗用車にはすでに義務付けられているものもあれば、全く関係のないものも含まれる。
自動緊急ブレーキやレーンキーピングアシストはすでにユーロNCAPで5つ星を獲得するために必要な装備だ。このルールは2018年に導入された。当初は2017年の予定だったが、業界からの難しいとの声に対応し1年間後ろ倒しされた。これらの機能が付いていないクルマを販売することは違法ではないが、保険業界はこの機能が追突事故を抑制すると考えている。
もうひとつの注目機能は、インテリジェント・スピード・アシストだ。これは制限速度を自動的に認識して速度を調節するものだ。この機能はすでに多くの車両に搭載されている。これが義務化された場合、オフにした際の保険料に影響するかもしれない。
アルコール検知機能の追加はさらに極端だ。アルコールを検知した場合、そのドライバーが運転することはできなくなる。いくつかのEU加盟国では酒気検知器の携帯を義務付けているが、それを無効化する機器も販売されている。