ボルボV90クロスカントリー「オーシャンレースエディション」 違いは? 短評も

2018.05.19

オーシャンレースエディション、走りは

その走りっぷりは、基本的にはベースモデルと変わらない。

とはいえ、320ps/40.8kg-mを発生するツインチャージドの2ℓエンジンは十分以上にパワフル。発進加速こそ少しダルだが、8速ATはスムーズにシフトアップして車速を乗せていく。

乗り味はSUVとしては少し硬めだが、タイヤは20インチだし、高速ツアラーと考えれば納得できるレベルにある。

市街地走行では頻繁にアイドリングストップし、しかも再始動はスムーズ。全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロールや車線維持支援機能などの安全運転支援システムの精度も高く、まさにハイウェイクルーザーだ。

広く快適な室内、使い勝手の高いカーゴスペースなど、ボルボのワゴン伝統の良さはもちろん継承されている。

ベース車との価格差は140万円だが、魅力的な専用装備は豊富でその差を補って余りある。日本で15台の限定だし、予算さえ許せば「永く付き合いたい」モデルとしては最高の1台と言えるだろう。

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