マクラーレン・セナ 仕様選びを体験 最高額のオプションは? デザイナーおすすめの色も
公開 : 2018.06.03 15:10
最高額オプションはカーボン製ボディ
一番人気のオプションはドア上下のガラスパネル(5000ポンド、74万円)、バウワース&ウィルキンス製サウンドシステム(5500ポンド、81万円)―標準ではスピーカーそのものがつかない―、テレメトリー・パック(3600ポンド、53万円)だ。75万ポンド(1億1081万円)のクルマにふさわしく、無償オプションも豊富だ。たとえば、腰回りの幅が45mm広がるツーリング・シート、3種類のホイール仕上げ、マフラーの遮熱板などだ。
いっぽうで、軽量化のためならエアコンを外すこともできる。もっともウィアーいわく「そこまでされるお客さまは今のところおられませんね。われわれも外さないことをおすすめします」とのことだが。
これだけあると、いちばん高いオプションはどれなのかも気になってくる。答えは、全カーボンファイバー製のボディ。お値段は17万ポンド(2512万円)だ。前後スポイラー、リアバンパーやサイドスカートなどはもともとカーボンファイバー製だが、さすがに「全部カーボン」となると事情はまるで変わってくる。
「あるジュネーヴのお客さまはクルマをとりかこむカーボンファイバーのストライプを入れたいとおっしゃりました。なのでボディ全体をカーボンにして、ストライプの部分をのこして塗装する方法をとりました」とウィアーは明かしてくれた。「カーボンボディが17万ポンド(2512万円)、塗装が4万ポンド(591万円)です。作業時間も300から400時間になります」