おすすめはピュアホワイト

実際は何色でもお望みどおりだが、箱にはいった色見本だけでざっと100種類はある。そのなかでも、明るい緑色がわたしの目をひいた。ウィアーが続ける。「ある中国のお客さまなどは、この色にしてほしいとピンクのドライヤーを送ってこられました」

わたしの選んだ緑はアイルトン・セナのヘルメットの色で、それを理由に選ばれることがおおいという。ウィアーはいう。「このクルマにアイルトンのイメージを重ねあわせたいお客さまはたくさんいらっしゃいます」

最後に、このクルマをデザインしたひとはどういう仕様が好みなのか気になって、マクラーレンのデザイン責任者ロブ・メルヴィルにたずねてみた。

「わたしなら、絶対ピュアホワイトですね。余分なものを極限までそぎ落としたデザインですが、強い視覚的な要素もあります。白という色でそれがますます引き立つと思うんです。ホンモノのレースカーの色ですよ」

われわれの仕様

ローレル・グリーン外装色　9500ポンド(140万円)
ブラック・アルカンターラ内装、運転席・助手席シートのローレル・グリーン色パンチング仕上げつき　9500ポンド(140万円)
ブラック・アルカンターラ・ステアリングホイール、ローレル・グリーン色レースバンドつき　2519ポンド(37万2000円)
ローレル・グリーン色表示つきシフトパドル　1333ポンド(19万7000円)
カーボンファイバー製大型ドアシル、ソーラー・イエロー色の「McLaren」ロゴ入り　1600ポンド(23万6000円)
フロント・スプリッター/サイドスカート/リア・ディフューザーのソーラーイエロー色ビニール装飾　3333ポンド(49万3000円)
ヘッドレストへのローレル・グリーン色「Autocar」刺繍追加　3000ポンド(44万4000円)
ローレル・グリーン色特別キー、シルバー色の「McLaren」ロゴ入り　1500ポンド(22万2000円)

合計(車両本体価格含む)　78万2285ポンド(1億1569万円)

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