初試乗アウディA6 2018年型 先進装備、5シリーズに軍配 洗練性は高評価
公開 : 2018.05.22 11:10 更新 : 2018.05.22 11:12
V6+48Vのマイルドハイブリッド
英国での発売時には、284psの3.0 V6 TDIと、新たなディーゼルのエントリーモデルとして、45 TDIと呼ばれるV6ディーゼルがラインナップされるだろう。両モデルとも、標準の8速オートマティック・ギアボックスにセルフロック式センターデフを搭載する。
一方、ツインクラッチ仕様のS-トロニックを積んだモデルには、リアにもトルクを伝達するためのクラッチ機構をもつクワトロ「ウルトラ」四輪駆動技術が組み合わされるが、日常使用における経済性は、FFモデルの方が上だろう。
もし、このクルマがそれほどスポーティに見えなくても仕方がない。実際そうではないのだから。6気筒エンジン向けマイルドハイブリッドは48Vシステムの組み合わせとなるが、その他は12Vのままだ。
このシステムでは、ベルト駆動のオルタネーター/スターターをクランクシャフトに繋いで、減速時のエネルギーを回収するとともに、回収したエネルギーはトランクに積んだリチウムイオン・バッテリーに貯めることができる。
55km/hから159km/hでエンジン停止状態でのコースティング(惰性走行)を40秒間続けた場合、このスターターがエンジンを再起動させ、低速走行時にはスタートストップシステムとして機能する。より効果的なシステムであれば、燃費を1.4km/ℓ改善する事ができるとアウディでは話している。