BMW「X8」を商標登録 X7との違いは レンジローバー意識か
公開 : 2018.05.23 15:40
X7よりロングホイールベース化も
リアのルーフラインの傾斜はリアシートの居住性に影響する決定だ。このクルマがショーファードリブンとなる可能性は高いが、X7と差別化をすることも必要だろう。傾斜のついたルーフラインを描きながら、荷室より前の天井高を確保するというのは難しい問題だ。
X7の寸法をライバルたちと比較する限りでは、ロングホイールベースの可能性も残されているように感じる。このクルマの全長5010mmに対しホイールベースは3010mmだ。一方メルセデス・ベンツGLSは全長5131mmでホイールベースは3076mmだ。
レンジローバーのスタンダード版は全長4999mm、ホイールベース2922mmだ。パワートレインはおそらくX7と共通となる。しかし中国、ロシア、中東が主なターゲットであることから当初のラインナップはハイパワーなガソリンまたはプラグインハイブリッドとなるだろう。おそらく、7シリーズにも搭載される600ps、81.6kg-mを発揮する6.6ℓV12が採用される可能性が高い。
ガソリンと電気のハイブリッドは740e xDrive iPerformanceと同様に、ターボ付き2.0ℓ4気筒にモーターを搭載したものになるだろう。このモーターはギアボックス前方に配置され、大型バッテリーとの組み合わせで航続距離は100kmとなる。