新型ジープ・ラングラーに試乗 大幅に近代化 走破性と日常性も向上
公開 : 2018.05.25 10:10 更新 : 2018.05.29 09:04
悪路の走破性や利便性も一層強化
8速ATを搭載したルビコンでチャレンジングな悪路走行も試したが、乗り心地や努力を要しない走破性の高さは、本物のSUVとして真価の見せ所。オフロードでのパフォーマンスでは、ジープに並べるライバルモデルは多くはない。
新しいJL型では、JK型よりもさらに急角度にも対応できるデパーチャーアングル(リアオーバーハング部)とブレークオーバーアングル(ホイールベース間)を確保。また、ATのマニュアルモードを用いて、ヒルディセント・コントロールを機能させれば、急勾配での走行スピードのコントロールも自在だ。
電動油圧式パワーステアリングの軽快なアシストと、小さくなった最小回転半径によって、悪路でのライン取りもより容易になっている。タイトな山頂での駐車や方向転換にも有利だろう。
また、スマートフォンでエンジンスタートや施錠ができるUコネクト・インフォテインメント・システムやUSB-Cポートに加えて、バックカメラやブラインドスポット・モニターなどの機能も搭載。電子技術の面でも現代化が図られている。
ダッシュボード下部に並ぶ4つのスイッチには、8.4インチのタッチスクリーンを介して、フォグライトなど社外パーツの電源の入切を指定することもできる。