新VW電動車「I.D.」 バッテリー/航続距離は? 意匠、コンセプトから大きく変わらず

公開 : 2018.05.23 17:10  更新 : 2018.05.24 09:24

ひとの目のようなライト

ひとの目のような形のLEDヘッドライトはまぶたの開閉のような動きをすることもできる。LEDが外装全体に使われており、ドライブモードによる点灯状態の変化によって全体の印象が変わる。

駐車時は、ヘッドライトの造形から目が閉じているような印象を受けるだろう。眠っている描写だ。始動すると、ヘッドライトが点滅して目を見開いたように見える。それと同時に、前後のVWロゴが白く点灯し、フロントバンパー、サイドシル、リアディフューザーが青くライトアップされる。

ドライブが選択されていると、LEDデイタイムライトが自動的に点灯し、「VW」ロゴも白く点灯したままとなる。自動運転モードにおいては、ルーフとフロントバンパーに搭載されたレーザースキャナーが展開し、ボディ下部の青のイルミネーションが点灯する。充電中は、エネルギーの流れを示すかのようにLEDが脈打つのだ。

車内は、完全電動ドライブトレインの長所を生かし、大型のパサートなどと同等の室内空間を確保している。VWが今後の電動モデルすべてに搭載するというコネクティビティ装備もすべて揃っている。

「われわれがI.D.プロジェクトのためペンを手に取る前、将来のモビリティの重要性について話し合っていました。ひとつは明らかです。近い将来のクルマはモバイルコミュニケーションの立場になるのです。I.D.に与えられた空きスペースはそのためにあります」とビショフはいう。

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