BMW M3 CS 2018年モデル 究極のM3 満足感は色褪せず

公開 : 2018.05.24 10:10

究極のM3 それがCS

しかし、AUTOCARの読者であれば、それぞれM3の名に「相応しい」最後のモデルを思い浮かべながら、ファン・ミールとは違った思いを抱くかも知れない。まさに、そういったひとびとのために登場したのがこのクルマだろう。つまり、M3といえば、クラブスポーツこそが「この1台」なのだ。

その成り立ちや、エアロダイナミクス、さらにはこのクルマが非常に限られた台数しか生産されないモデルだと知らなくても、この軽量なサーキット向けセダンが特別な存在だということは明らかだろう。M4クーペの生産はしばらく続く見込みだが、この最後のM3は6月に生産が行われた後、WLTPがそのモデルライフに終わりを告げることになる。


一方、M4はマイナーチェンジに伴い、新たな粒子フィルターが与えられることで、もう少し生き延びることができるようだ。最終的に1200台のM3 CSがBMWのレーゲンスブルク工場から送り出され、価格はその希少性に見合ったものになる。この非常にレアなモデルを手に入れたいと思うだろうが、このBMW製サーキット用セダンの価格は9万ポンド(1359万円)ほどだ。

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