マクラーレン・セナ、日本初披露 「SENNA/セナ」にちなみサーキット重視
公開 : 2018.05.23 11:40 更新 : 2018.05.23 17:29
最高出力800ps、車両重量1198kg
最高のパフォーマンスを目指したマクラーレン・セナはパワーだけではなく、軽量さと空力性能を突き詰めていることが特徴だ。かのニュートンが発見した「運動の第2法則」に則り、運動性能を高めるためには質量の少なさが不可欠と軽量さを徹底的に追求していることが特徴といえる。
スタイリングは空力性能を優先したもので、アクティブ・フロントエアブレードと可動式のリアウイングにより、ダウンフォースを積極的に手にすることによりトラクションの向上、制動距離の短縮、そしてドラッグの抑制を実現した。ちなみにダウンフォース量は250km/h時に合計で800kgを獲得している。
カーボンファイバー製のモノケージIIIシャシーにアルミニウム製サブフレームが前後に組まれ、カーボン製のボディパネル(合計で60kgに満たないという)により乾燥重量で1198kgまでシェイプアップされた。
名車F1以降に送り出されたマクラーレンのモデルの中で最も軽い。ちなみにフロント・フェンダーは僅か660g、リアウイングは4.87kg、ドライバーズ・シート・シェルは3.35kgと驚きの軽さに仕上げられている。
ミドに搭載されるのは4.0ℓV型8気筒エンジンにツインターボを組み合わせ、最高出力は800psを発揮し、パワー・ウエイト・レシオは668ps/tを実現。これにより0-100km加速は2.8秒、0-200km/h加速が6.8秒、0-300km加速は17.5秒という圧倒的な動力性能を叩き出す。
ここにデュアルクラッチ、シームレスシフトの7段ギアボックスが組合せられる。