メルセデスEQ A 、EVのハッチバック 仏スマート工場で生産
公開 : 2018.05.24 17:10
充電インフラ整備も急ぐ
この2番目のEQコンセプトのパワートレインは、今後のEQモデルのために準備されてきたものだ。フロントのボンネット内とリアアクスル内にそれぞれ搭載された2基のモーターを使用する。EQ Cに搭載されていたものと同等の組み合わせにより、272psと51kg-m以上のトルクを発揮し、0-100km/h加速は「5秒前後」とされている。
可変トルク配分機能付きの4WDシステムとフロアの低い位置に搭載されたバッテリーパックによって、メルセデスはこのクルマの運動性能を確保している。コンセプトEQ Aにおいては、トルク配分が異なるスポーツとスポーツ・プラスのふたつのドライブモードが用意されていた。
EQ Aはメルセデスの姉妹会社であるアキュモーティブ製の60kWhリチウムイオンバッテリーを搭載する。このバッテリーにより、400km程度の航続距離を実現し、10分間の急速充電で100kmの走行が可能だという。
メルセデスは米国の充電設備プロバイダーであるチャージポイントへの投資を行っており、EQブランドのモデルの充電環境整備を急いでいる。コンセプトEQAの発表にともない、メルセデスはチャージポイントの営業を欧州にも拡大する方針を示した。