ポルシェ911スピードスター 991.2型、GT3の4.0ℓ自然吸気を搭載か
公開 : 2018.05.23 18:40
356スピードスターの影響も
つまり、500psと46.9kg-mを発揮し、9000rpmまで回るエンジンになるということだ。ギアボックスもGT3と同様になるとすれば、6速マニュアルまたは7速PDKが組み合わされる。
スピードスターのテストカーはGT3と同様にリアが1555mmのワイドトレッドとなっており、アダプティブ・ダンピング・システムが標準装備されていることがうかがえる。しかし、スピードスターではGT3のようなトー角やキャンバー角の調整機能は装備されないだろう。
スピードスターとGTシリーズとの外観上の違いは、オープントップのデザインと短縮されたAピラー、それにリアエンジンカバーの傾斜だろう。テストカーではフェイクのリアセクションが装着されていたが、930、964、997世代と同様に1954年の356スピードスターの影響が感じられる。
997世代でも356台のみが限定生産されており、今回も同等の少数生産となる見込みだ。先代スピードスターは当時のGT3よりも5万ポンド(743万円)上乗せされていたことから、このモデルは15万5000ポンド(2304万円)超となるだろう。
991.2型はまもなく生産を終了し、11月のロサンゼルスモーターショーで発表される時期型に引き継がれる。新型は2019年に発売され、最初はカレラとカレラSのみが設定されるだろう。