ウーバー、アリゾナでの自動運転車テストを中止 死亡事故受け

公開 : 2018.05.29 11:40  更新 : 2021.03.05 21:05

市は自動運転車開発を支持

ウーバーによれば、同社は事故後警察の捜査に「全面的に協力」し、遺族に対しても哀悼の意を示したという。テンピ警察は今後も関係機関とともにこの事故の捜査を続けるとのことだ。

コスロシャヒはTwitterで次のようにコメントした。「われわれは遺族とともにあり、現地捜査機関と協力して事故の原因究明に務めます」

ウーバーはカリフォルニア州当局とのトラブル以降、2017年2月からテンピ市での自動運転テストを行なってきた。テスト開始から数カ月後、ウーバーの車両が他車との接触事故を起こしたことによりジャンクションが通行止めとなった。この事故ではけが人は出ていない。

テンピ市長のマーク・ミッチェルはいう。「テンピ市は自動運転車開発を支援してきました。このような技術の発展は多くの領域に利益をもたらし、体の不自由なひとや高齢者の移動手段確保に繋がると考えています。しかし、テストは安全が確保されなければなりません。わたしの知る限りにおいては、この地でテストを行う企業はみな交通法規を守っています。

2016年にグーグルの車両が起こしたものを含め、自動運転車の事故は複数件発生している。しかし、2018年のウーバーの事故は初めての死亡事故となった。

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