映画「OVER DRIVE(オーバードライブ)」見どころは? 6月1日公開
公開 : 2018.05.27 15:10
「OVER DRIVE」見どころは?
監督は、「海猿」や「暗殺教室」を手がけた羽住英一郎。世界ラリー選手権(WRC)への登竜門として日本国内の各地で転戦されるラリーが舞台だ。
メカニックの兄(東出昌大)とドライバーの弟(新田真剣佑)が、秘められた過去ゆえの衝突を繰り返しながらも、ライバルたちとしのぎを削り合いながらチャンピオンを目指す……というストーリー。
ラリーやモータースポーツに興味のないひとにはわかりにくそう……と思われがちだが、ド素人の女性マネージャーに競技やクルマを説明するシーンもあり、メカに詳しくないクルマ好きでも楽しめることは間違いない。
撮影にはトヨタが全面協力しており、主人公のマシンは南アフリカ選手権で優勝したこともあるヤリス(日本名:ヴィッツ)そのものを使っている。
そのヤリスをはじめとしたラリーカーを操るのは、奴田原文雄や勝田範彦など、全日本ラリー選手権チャンピオンの常連。その豪快なドリフト走行を観るだけでも感激モノだ。
しかも「三丁目の夕日」などを制作したROBOTによるCGが圧巻。スペシャルステージで首都高速をクローズドし、レインボーブリッジから環状線を疾走するラリー車のシーンなどは、実際に撮ったのでは? と思えるほどの出来の良さ。それ以外のシーンでも、実写との違和感はない。
ネタバレになるのでストーリーは紹介しないが、クルマ好きにはツッコミどころはあるものの素直に楽しめる。