人とくるまのテクノロジー展2018 注目の3つのポイント

公開 : 2018.05.27 17:10  更新 : 2021.10.09 23:53

筆者注目 3つのポイント

会場内には、最新製品の展示や紹介のみならず、開発中の参考出品や世界動向を踏まえた技術領域に関する専門フォーラムが実施されたが、その中から筆者が注目する3つのポイントを紹介する。

注目1:自動運転の法整備

開催初日の午前中、メインホールで「第19回自動車安全シンポジウム」が行われた。主題は自動運転なのだが、特に法整備について国と自動車工業会・自動車技術会など自動車関連団体が直面している課題について詳しく紹介した。

自動運転の走行レベルについては、レベル1〜レベル5という考え方が一般的だが、これはアメリカの自動車技術会が作成したもの。

道路交通法や車両運送法の観点からは、国連の欧州経済委員会の「自動車基準認証世界フォーラム」での協議が進んでいる。

その上で、日本では警察庁が公道での自動運転実験を行う場合のガイドラインを作成している。

日系自動車メーカー各社の自動運転開発担当者は「日本は世界で最も自動運転の公道試験がやりやすい法的な環境にある」と、日本で開発することのメリットを強調した。

記事に関わった人々

  • 桃田健史

    Kenji Momota

    過去40数年間の飛行機移動距離はざっと世界150周。量産車の企画/開発/実験/マーケティングなど様々な実務を経験。モータースポーツ領域でもアメリカを拠点に長年活動。昔は愛車のフルサイズピックトラックで1日1600㎞移動は当たり前だったが最近は長距離だと腰が痛く……。将来は80年代に取得した双発飛行機免許使って「空飛ぶクルマ」で移動?

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