「テスラを救うのはテスラ」 モデルSを改造 ロードサービスカーに
公開 : 2018.05.29 06:10
大容量化された「フランク」とは?
フランク(フロントのトランク)の容量も増加した。カーペットを取り払い、フロアを強化。重量物にも耐えられる強度を確保した。ベースとなる車両の多くは、リースで販売された個体。側面にはブランドのシンボルをあしらったラッピングを施している。
改造には数時間を要するが、ツールボックスの取り付け作業は単純化され、シートの固定位置にボルトで留めるだけだという。
今回の発表では、サービスカーは呼び出しを受けてから72時間以内に駆けつけるとされている。すでにオーナーが現地に不在の場合でも、スマートフォンアプリの遠隔操作でロックを解除すれば、サービスエンジニアは車内に入ることができる。
本サービスカーの出動は、現在は応急処置に限定されているが、今後は搭載工具の種類を増やしていく予定。テスラのエンジニア陣はキットの開発を進め、モバイル・リペアに必要な工具類の選別を進めているところだ。最終的には、ある程度の修理はサービスセンターに持ち込まずに、その場で対応できるようになるという。
なお、AUTOCAR JAPAN上でご覧の方は、「すべての画像をみる」ボタンから、外部メディアの方は、記事下のリンク「『モデルSを改造 ロードサービスカーに』すべての画像をみる」から、ほかの画像をお楽しみいただける。