シェフラー アウディRS3で1196ps フォーミュラE用モーターで改造
公開 : 2018.05.30 12:42 更新 : 2021.07.12 18:38
独シェフラー社が、フォーミュラEのモーターを搭載したハイテクEVコンセプト「シェフラー4eパフォーマンス」を発表。なんと、0-200km/h加速は、フェラーリ488ピスタを凌ぐ7.0秒で走り切ります。
フェラーリ488ピスタを凌ぐ加速力
独シェフラーは、1196psを発揮するエレクトリック・コンセプト「シェフラー4eパフォーマンス」を発表した。アウディRS3をベースに、フォーミュラE用のモーターを4基搭載するという。
高性能のエレクトリック・ドライブ・テクノロジーを、いかに量産車に取り入れるかを示すショーケースとして製造された本コンセプト。0-200km/h加速は7.0秒と発表されており、フェラーリ488ピスタより0.6秒も速いことになる。
モーターは、2016/17シーズンを闘ったフォーミュラEマシン(ABTシェフラーFE01)と共用。各モーターが最高出力300ps、最大トルク32.6kg-mを発揮する。
前後それぞれのアクスルに配置される2基のモーターは、シングル・ギアボックスハウジングのなかにコンパクトに収めることに成功。これにより4ホイール・トルクベクタリングにも対応する。駆動力は、64kWhのバッテリーから供給されるパッケージだ。
フォーミュラEのパワーリソースを史上最も活用した4eパフォーマンスであるが、生産化の予定はないという。