ウーバー自動運転事故 被害者から大麻陽性反応 管理者の操作、事故1秒前
公開 : 2018.05.30 19:40 更新 : 2021.03.05 21:05
自動運転事故、その後について
ウーバーの広報担当者にはコメントを求める声が殺到している。
ウーバーは事故の2カ月後、アリゾナ州での自動運転車のテストプログラムを停止した。アリゾナ州のダグ・デュシー知事が州内でのウーバーのテスト権を凍結したのを受けて、同社は公式にプログラムを中止した。再開のめどは立っていない。
今のところ、ウーバーはペニンシュラ州とカリフォルニア州で行っている、より小規模なプログラムに集中している。
自動運転車による初の死亡事故として、ウーバーは非難を浴びている。ウーバーCEOのダラ・コスロシャヒに宛てた手紙の中で、デュシー知事は、自動運転車が49歳の女性に突進していく事故の映像は、「不安感や警戒心を引き起こす」、「アリゾナでテストを続ける可能性について、多くの疑問を提起するビデオ」だと述べた。
「知事として、市民の安全が最優先です」とデュシー知事は言う。「わが州の市民にとって最大の関心は、わたしが州政府の運輸部門を通して、ウーバーがアリゾナの公道で自動運転車をテストし、走行する可能性をなくしたということです」
ウーバーは事故後、警察と「綿密に協力して」取り組んでおり、遺族には哀悼の意を表していると述べた。事故が起こったテンピ市警は、委員会やアメリカ合衆国運輸省と共に、事故の調査を続けている。