新型ベントレー・コンチネンタルGT W12搭載の3代目、先代から大幅進化
公開 : 2018.05.31 10:50 更新 : 2018.05.31 10:52
エンジンや足回りも進化
シリンダーへの直噴システムのほかにポート噴射を併用していることや、一定の条件下において6気筒分を完全休止するシリンダ・オン・デマンド機能を持つこと、さらに8速のデュアルクラッチトランスミッションを、ベントレー車としては初採用していることなども特長だ。
注目の最高出力&最大トルクは635ps&91.8kg-m。燃費性能やCO2排出量もさらに改善され、新型では12.2ℓ/100kmのEU複合サイクル燃費と、278g/kmのCO2排出量が達成された。駆動方式はフルタイム4WDを継承したが、新型のそれは後輪駆動主体型となり、コンフォートモード時には、最大で38%までの駆動力が前輪に伝達される仕組みとなっている。
ちなみにドライバーはこのほかに、スタンダードなセッティングともいえるベントレーモード、そしてスポーツモードをダイヤルスイッチで選択可能。スポーツモードでは前輪の最大駆動力は17%までに制限される。
ポルシェとも共通する、MSBプラットフォームが採用された新型コンチネンタルには、3チャンバー方式のエアサスペンションが組み合わされた。エアボリュームは前作比で60%以上も大きく確保され、それによってサスペンションのセッティングもより幅広く変更することが可能になった。
電動パワーアシストステアリングや、48Vの電装システムによって実現された、ベントレー・ダイナミック・ライドなど、そしてさらに大型化されたブレーキシステムなど、シャシーまわりでも新型コンチネンタルGTの話題は尽きない。