現代に復活した名車たち 前編
公開 : 2018.06.02 06:10 更新 : 2021.03.05 21:43
イーグル製ジャガーEタイプ
オートカーでは2014年に、アンドリュー・フランケルが写真のロー・ドラッグ・クーペに試乗し、レポートを行なっている。
イーグルという会社とそのスタンダードを知っていれば、このクルマが好きになることは予想できた。しかし実際には、それを超えて魅了された。試乗を終えても、それがなぜだろうかと思い続け、こう結論づけた。これは新車当時、どのように造るべきか知っていたならこう造られただろうと思えるEタイプなのだ、と。
数多くの改修がなされていても、それはジャガーらしさもEタイプらしさも損なわれていないどころか、むしろそれが増している。このクルマの本質的なスピリットは高められ、それでいて、古いクルマの走りを汚すようなつまらない不確かさは減じているのだ。
利得を後付けしたEタイプということである。それも、全域にわたって。