現代に復活した名車たち 後編
公開 : 2018.06.03 06:10 更新 : 2019.05.04 13:03
デイヴィッド・ブラウン製ミニ・リマスタード
クラシック・ミニは、この世で最もカスタマイズしやすい部類のクラシックカーだ。真っ白なキャンヴァスだといってもいい。英国のコーチビルダー、デイヴィッド・ブラウン・オートモーティブは、このシティカーの象徴を、新車時よりもラグジュアリーに仕上げる。そのぶん、9万9000ポンド(1485万円)からと値が張るのだが。
ミニの価格としては法外だが、70年代後半から80年代初頭のモデルから選び抜いたベース車を、1000時間も費やして全面的に改修したカスタマイズカーと考えれば納得できる。ボディはシームが消され、フレアしたフェンダーや最新の灯火類を装備。キーレスエントリーで乗り込んだ室内は、LEDを用いた計器類やタッチパネル、英国製レザーを奢った内装で彩られる。標準搭載のエンジンは72psの1275ccだが、有償オプションで81psの1330ccも用意されている。