現代に復活した名車たち 後編
公開 : 2018.06.03 06:10 更新 : 2019.05.04 13:03
ジャガー製Eタイプ・ゼロEV
ジャガーの電化戦略は、新車に限ったものではない。2017年にロンドンで開催されたイベントに持ち込んだのは、Eタイプ・ゼロと銘打ったバッテリー動力のモデル。
一見すると1968年式Eタイプだが、そのノーズに直6エンジンは収められず、40kWhのリチウムイオン電池と300psのモーターで走行する。
おそらく驚くべきは、単にEVへコンバートされたことではなく、その車重がエンジンを積んだものより軽いということで、0-97km/h加速はEV版の方がまるまる1秒速い。今のところ、ジャガーは1台を製作したのみだが、これは需要の有無を見極めるためのもので、追加製作もやぶさかではないとのこと。
EV化にかかるコストは30万ポンド(4500万円)だが、少数でも量産されるとなれば下がる可能性もある。
また、このクルマはヘンリー王子とメーガン・マークルが婚礼後に乗ったことでも話題になった。