現代に復活した名車たち 後編
公開 : 2018.06.03 06:10 更新 : 2019.05.04 13:03
シンガー製ポルシェ911
ミシンのメーカーみたいな名前だが、ここで取り上げるのは古いポルシェ911を21世紀水準に仕上げる会社だ。空冷モデルに特化し、外観はそのままに、機能面はほぼ全面的に改良する。
ア・ラ・カルトと銘打ったサービスでは、ラグジュアリーにも、スポーティにも、はたまたシンプルにも、お望み通りに仕上げてくれる。
そんなシンガーが、ビジネスを次の段階に進めた。ウィリアムズ・アドヴァンスト・エンジニアリングと組んで、500ps級の4.0ℓフラット6を開発したのだ。9000rpmまで回るこのエンジンは空冷の自然吸気なので、シンガーの911にフィットする。
この生まれ変わった空冷911、手に入れるには少なくとも35万ドル(3800万円)用意しなければならない。