マクラーレン 新カーボン工場操業へ第一歩 ふたつのメリット

公開 : 2018.06.01 18:10  更新 : 2018.06.14 19:02

カーボンファイバータブを自社生産

45人程度のマクラーレン従業員がすでに近くのマクラーレンと協力関係にあるシェフィールド大学の研究室(AMRC)にいる。このチームは200人規模まで拡大され、カーボンファイバータブの技術開発を進めることになる。

大学の施設を使い、マクラーレンのチームは1ピースからなる「モノセル」の試作を行った。したがってこの従業員らはすでにこの生産経験を身につけていることになる。さらに、マクラーレンはこの工場で今後働く従業員に対するトレーニングも開始した。

現在、このタブの生産はザルツブルグにあるカーボ・テックという企業に委託して生産されている。MCTCでのタブ生産は2019年に開始される。これ以降、マクラーレン車に使われる英国製パーツの割合は現在の50%から58%まで上昇する。

MCTCが完全に操業開始すると、ここで生産されたタブはマクラーレン・プロダクション・センターに運ばれ、完成車として組み立てられる。

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