アストン マーティンDB11 AMR V12最後のモデル GTのキャラ維持、動力性能は鋭く

公開 : 2018.06.04 11:50  更新 : 2018.06.09 08:25

どんな感じ?

熟成のV12モデル

いくぶん増えたパワーと、よりシャープな動力性能を与えられたバージョンが登場したのはそれほど昔の話ではなく、今年のアストンを代表するモデルになるはずだった。しかし、いまや状況は大きく変化している。

素晴らしい仕上がりのヴァンテージが登場したのは数週間前のことであり、ハイパーカーのヴァルキリーも生産に向けて順調に歩みを進めている。DBSスーパーレジェーラのデビューも間近に迫り、フェラーリ488 GTBのライバルと目されるミドエンジンのスーパーカーも開発中だ。


これら以外にも多くのモデルがあり、そのすべてが、アストンをいま最も注目すべきパフォーマンスカー・メーカーのひとつにしている。そして、こういったモデルのなかでは、DB11 AMRも決して際立つ存在ではないのだ。

しかし、だからといってアストンがこのモデルを適当に扱っている訳ではない。実際は、むしろその反対だろう。DB11 AMRは優れたエンジニアリングのもとで開発されたモデルであり、オリジナルのV12モデルに比べたその熟成度を目の当たりにすれば、初期モデルのオーナーたちに同情の念を抱かずにはいられないだろう。

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