BMW M3（E46型）

生産：2000〜2006年　価格：7000〜2万ポンド（101〜288万円）

BMW Mは、伝家の宝刀たる直列6気筒エンジンで高い評価をうけてきた。はじめてのMモデルだったスーパーカーM1、そして2代目までのM5も直6だったが、その特徴はなんといっても回転のなめらかさだ。たいていのシリンダー配置ではエンジンの振動が問題になるが、1次・2次振動ともほぼ完全にバランスする直6はそういう悩みの種とは無縁なのだ。

M3としては3代目となるE46型の直6も、高回転域までなめらかに回ることにかけては歴代屈指といえる。3.2ℓの排気量から、7900rpmというめくるめく高回転で343psをたたき出し、トルクも37.2kg-mをほこる。

中古車相場は数年前に5000ポンド（72万円）と底値をうったが、その後横ばいからじわじわと持ちなおしている。いまではSMGのカブリオレのような人気のないスペックの過走行車でも7000ポンド（101万円）はする。ずっといい6段MTのクーペで走行16万km以下のものとなると1万1000ポンド（158万円）ちかくなる。たいていのクルマはトランクのフロアやリアのサブフレームに亀裂を生じることになるだろうが、おおくはすでに補修がなされているはずだ。

すべての画像をみる　全26枚