BMW Z4 2018 プロトタイプ初試乗 スポーティさと快適性の両立めざす

公開 : 2018.06.11 10:10

新型Z4のエンジニアリングは

この新しいZ4が先代からどう進化したかを理解するため、先代から引き継がれているものを確認しよう。ディエトリヒによれば「先代との共通点はその名前だけです」ということになる。

3代目Z4はBMWスポーツカーのために開発した全く新しいアーキテクチャを使用している。これは近日発表のトヨタスープラと共通のものだ。次期型3シリーズをはじめとした今後のモデルにもこのプラットフォームの技術が用いられる。

開発を始めるにあたり、Z4開発チームはいくつかの仕様を要求した。それに対しBMWの管理職たちはそのすべてに同意したという。結果的に、初期からM40iを念頭に置いて開発されM3やM4と同じミシュラン・パイロット・スーパースポーツを履きこなすクルマとして仕上げられた。

われわれが試乗したプロトタイプはオプションの19インチホイールが装着されていた。これはM40iの購入時に選択できる唯一のパフォーマンスに関連するオプションとなる。この他にパフォーマンスブレーキ、電子制御ダンパー、フロントにマクファーソンストラット、リアにマルチリンク式の可変サスペンション、それにLSDが装着される。

このクルマのパワートレインにはM240iと同じ3.0ℓ6気筒のツインスクロールターボが搭載される。これにより、350ps程度のパワーと51.0kg-m程度のトルクを発生し、8速ATを介して後輪を駆動する。

関連テーマ

おすすめ記事

 
最新試乗記

人気記事