アウディ・アイコン 2021年に限定生産も ドローン搭載/航続800km
公開 : 2018.06.08 07:10
移動中の過ごし方 こう変わる
アウディは、人工知能の学習力や適応力により、クルマの使い方が根本的に変化すると考えている。「クルマは家庭や職場に次ぐ、第三の居場所となるでしょう。人工知能は運転という制約からドライバーを解放し、車内での過ごし方の可能性を広げます」と述べている。
エレーヌは、次世代のアウディにレベル4の自動運転機能を持たせるために、AIが貢献できることを示している。これにはガレージや充電施設での遠隔駐車機能なども含まれる。
エレーヌ 全長5m未満のパッケージ
アイコンは普通のクルマのようなコクピットを持たず、ステアリングやペダルなども省かれていることから、非常に未来的な印象を受ける。デジタルのインフォテインメントシステムだけが備わる、ラグジュアリーでラウンジのような車内空間が広がるのだ。将来的には、事故の発生を未然に防ぐレベル5の自動運転にも対応できるという。
スタイリングについては、エレーヌは上海モーターショーで発表されたe-トロン・スポーツバック・コンセプトに近いものがある。このクルマはアウディが新たな電動モデルとして2019年に発売するといわれている。全長4900mm、全幅1980mm、全高1530mmのボディは、先日発表されたQ5よりも237mm長く、87mmワイドで、129mm低い。ホイールベースは111mm長くなっている。