アウディ・アイコン 2021年に限定生産も ドローン搭載/航続800km
公開 : 2018.06.08 07:10
3基のモーターで435psを発揮
エレーヌに搭載されるパワートレインは、アウディが今後のゼロエミッション車に使用するとされるものだ。フロントアクスル中間に1基、リアに2基の合わせて3基のモーターを搭載。さらに、トルクベクタリング機能付きの電動クワトロシステムによって4WDを実現する。
3基のモーターの合計出力は435psだが、ブースト機能を使えば503psに達する。エレーヌの0-100km/h加速は4.5秒とされており、アウディが次に市販化するEV車も同等となるだろう。大型の95kWhリチウムイオンバッテリーにより、航続距離は500km程度になる見込みだ。
5m超えのアイコン A8と同クラス
インゴルシュタットの関係者たちは、アイコンのことを「ロボットタクシー」と表現しており、それがルックスにも表れている。最近の自動運転コンセプトカーによくあるように、現行ラインナップのデザイン解釈を少々変え、より筋肉質なルックスを与えているのが特徴だ。
低めのウエストラインやガラスルーフにより、視界は広く確保。サイドウインドウの上部は外に傾斜しているため、搭乗者の目の位置がもっとも幅広くなっている。
同クラスのA8を基準とし、アイコンは全長5444mm、全幅2100mm、全高1506mmと大柄だ。ホイールベースは3470mmで、A8よりも240mm長くなっている。