ラリーの神様、セバスチャン・ローブ運転の208GTiに同乗走行
公開 : 2018.06.17 08:10 更新 : 2018.06.17 17:29
ラリークロスで活躍
ローブがSMMTテストデーに参加した理由はラリークロスである。彼はシルバーストンで開催される今年のWRXシリーズ第4戦に出場するために英国にきているのだ。5月上旬には、ベルギーのメテで行われたレースで、チーム・プジョー・トータルのクルマで優勝している。
ローブは世界ツーリングカー選手権に2シーズン参戦した後、2016年にラリークロスにフルタイムで出場することにした。ラリーとレースの要素を兼ね備えたラリークロスで戦うことは、過去にWRCで9連覇している彼には相応しいように思える。
「ラリークロスとWRCはすごく違うんです」最初のヘアピンに飛び込みながら彼は説明する。「とてもエキサイティングですが、同時にとてもストレスフルなんです。レースのスタートのときはアドレナリンがたくさん出ます」
2016年のWRX年間ランキングは5位、昨年は4位となり、優勝候補の常連となっている。
「ラリーよりもさらに中身が濃いですね。そこが好きです。ラリーだと走行距離は長いし、同じコーナーを繰り返すことはないので、いつも違った道を走ることになります。毎回異なる状況判断が必要だし、しっかりしたペースノートも重要です。本当に違った経験ですね」