初代ポルシェ・カイエン(955型)、中古で購入 故障などの注意点は?

公開 : 2018.08.09 10:40

結局カイエンS V8を購入

結局、V8エンジンを選びたくなってしまった。ちょうど、手頃で家からもかなり近いディーラーのクルマを見つけたのだ。奇妙なことに、似たような吸気系の異音を発しており、さらにテールゲートを開いたままにしておくことができなくなっていた。かなりの台数のカイエンを見てきたので、これは些細なよくある問題だとわかっていた。

しかし、2006年式で9800ポンド(141万円)は高かったため、その額を出すならすべての不具合を修理してくれるよう頼んだ。すると彼らはわれわれが厄介な客だと言わんばかりに一瞥し、もう話しかけてこなくなった。われわれが3シリーズ(E21)で乗り付けた当初はまずまずの対応をしていたのに、ディーラーにあるまじきことだ。

またある日には、2005年式で15万4000km、2オーナーのカイエンS V8を見つけた。説明を聞いて、われわれはこれを6000ポンド(87万円)で購入した。ガタガタと音のなるサスペンションは整備が必要だが、パーセル・シェルフ(車内に取りつける小荷物棚)がついてきた。

購入の際、わたしは中古車購入の鉄則を破った。このクルマにはけん引装備が付いていたのだ。しかし、残念ながら他のカイエンを探す時間はもう残されていなかった。

購入したクルマには古い犬のような悪臭が残っており、燃費もかなり悪いが、乗り心地は至極快適だ。わたしはこのクルマを「フライング・ピッグ」と名付けることにした。妻によれば、気に入らない点はそのニックネームくらいだそうだ。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事