初試乗 ポルシェ・マカン・プロトタイプ 新型、細部の変更で熟成深まる

公開 : 2018.06.15 10:10

細部への変更が中心

では、発売からの3年で、ポルシェはマカンにどんな変更を施したのだろう。じつをいえば、大きく変わったことは何もない。何も変わっていないのだ。マカンはここ数年間、忌々しいほどの成功を収めている。ポルシェが最も収益率の高いメーカーになったのも、じつのところマカンの貢献が大きい。そんなクルマに何か変更を施す必要があるだろうか。

とはいえ、ポルシェはマカンに手を加えずにはいられないのだろう。たとえ手を加える部分がなかろうと、ポルシェは世界で一番、細かく手を加えたがるメーカーなのだ。その結果、外観からは簡単に違いがわからないくらいの変更がなされた。

今回のレポートでは、普段よりも詳細な情報をお伝えできないことを許してほしい。今回の試乗車は、少なくとも公式にはまだ存在していないクルマなのだ。試乗車はまだ部分的に偽装されており、広報からの情報も皆無。そのため、把握できるのはさまざまな開発ドライバーと話して得られたソースの曖昧な情報だけなのだ。

とはいえこれから述べることは、秋の発表が近づいて公式にアナウンスされることとほとんど変わらない自信があるのでご心配なく。

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