ロードテスト スバルXV ★★★★★★☆☆☆☆
公開 : 2018.07.08 10:10
購入と維持 ★★★★★☆☆☆☆☆
XVの、英国での販売価格は2万4995ポンド(約375万円)から。T–ロックが1万8950ポンド(約285万円)、アテカが1万8670ポンド(約280万円)からということを考えれば、やや高いと感じる。しかも、その1.6ℓのベースグレードは、英国でのセールスのごく一部に過ぎないだろうと、スバルでは想定している。
グレードは、SEとSEプレミアムの2種類が設定されるが、装備の内容は充実している。全てのモデルに8.0インチのタッチパネル式ディスプレイ、Apple CarPlayとAndroid Auto、LEDヘッドライト、ヒルディセント・コントロール、そしてスバルご自慢のアイサイトが標準で備わる。メカニズム面で見れば、CVTと4WDのみの設定で、これが高い価格設定の一因だ。SEプレミアムにはGPSナビとサンルーフ、レザー内装、運転席電動調整シートが加わる。
値落ちの見通しは、残念ながらかなり厳しい。今回テストした2.0SEプレミアムはトップグレードだが、3年/5万8000kmほどを経た後の残価は新車価格の40%ほどというのは、個人オーナーには胃の痛くなるような話だ。ライバルはどうかといえば、たとえばアテカの同程度グレードとなるガソリン車が51%だから、その差は無視できない。