プジョー、ディーゼル脱却へ 508 PHEV、車内スペースにも配慮 中国への対応は
公開 : 2018.06.13 11:40 更新 : 2018.06.13 12:30
サルーン開発に本腰 シトロエンからも新型
508のリニューアルはある意味驚きだ。セダン市場は縮小を続けており、顧客の関心はSUVへと流れている。フランスでの508の売り上げは、2010年の14万台が最高だ。そこからは減少を続け、昨年のフランス本国での売り上げは8万2000台だった。
リニューアルしたデザインと斬新なボディスタイルを身にまとった508は、PSAが再び大型サルーンの開発を進める姿勢を象徴するモデルとなる。姉妹ブランドのシトロエンでも大型セダンの開発が行われており、2019年から2020年にかけて「ラグジュアリー」サルーンが発表されるという。
プラットフォームは同じPSA EMP2が用いられ、これは3008や5008、ヴォグゾール・グランドランドX、DS 7クロスバック、シトロエン・ピカソなど、多くのPSAモデルで使用されている。
ピカットは、大型サルーンはまだまだ存在し続けると信じている。508に関する調査から、市場はメーカーに対し「スタイルに対する感覚を思い出させて欲しい」と考えていることがわかったのだという。
開発中のシトロエンのサルーンについてピカットは、「確かに」存在しているが、「2020年頃に登場する」という情報以外は全く明かさなかった。