テスラ、従業員を9%削減 収益性確保のため モデル3生産「影響なし」

公開 : 2018.06.14 17:10

生き残りをかけた改革

テスラはここ数カ月間にわたり、モデル3の生産が遅延していた。さらに、マスクは同社の記録的損失を受け、財務担当者を交代させるなどの変革を行っている。

マスクはテスラのモチベーションは利益ではないとしている。「われわれの行動原理はこの世界をより持続可能でクリーンなエネルギーで動かすことです。しかし、この目標を達成するためにはわれわれが持続的に利益を生み出せることを示さなければなりません」

解雇対象となる従業員に対しては今週中に通知が行われるという。彼らに対しては「相当額の」給与とともに、テスラの株式が与えられるとのことだ。

マスクは依然として「困難な課題」が残されているという。「われわれは地球上でもっとも競争の激しい業界の小さな企業です。ここで生き残り、成長を続けることこそが勝利なのです」

「小規模なメーカーながら、われわれはこの業界を電動化へと導いたばかりか、エネルギー業界にも持続可能な発電とそのストレージ技術の発展を促進させるという大きな影響を与えました」

収益性確保のための変革を行いながらも、テスラの攻勢は止まっていない。同社は今後新型ロードスター、モデル3のパフォーマンス仕様、そして新たなコンパクトハッチバックなどの投入を予定している。

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