BMW 8シリーズ、ル・マンで発表 まずはM850i/840dを投入
公開 : 2018.06.16 11:26 更新 : 2018.06.16 11:27
911のパフォーマンスとSクーペの高級感
両モデルともに8速オートマティックを採用し、加速性能を重視しギア比が高められている。また、4WDのxDriveシステムは後輪駆動をベースとしており、通常時はすべてのパワーが後輪に伝えられる。
BMWは、8シリーズのパフォーマンス志向はメルセデスのSクラス・クーペとポルシェ911の隙間を埋めるものだと考えている。
「8シリーズには非常に幅広い競合がいます。しかし、そのうちのひとつだけを対象とするべきではないと考えました」とレスマンはいう。
「(Sクラスと911には)大きなギャップがありますが、8シリーズは単にその中間でいるべきではないと考えました。その両者の良いところを持つのです。パフォーマンス面では911に近いものがありますが、それと同時にSクラスのラグジュアリーさを持ち合わせています」
このクルマは事実上6シリーズ・グランクーペを2ドア化して置き換えたものだ。しかし、レスマンはこのクルマはその後継でも7シリーズのクーペ版でもないと主張する。「6シリーズは5シリーズの派生版です。しかし、8シリーズはデザイン面でもパフォーマンス面でも独立したモデルとして設計しています」
「スポーツカーを定義するため、いちからの開発をおこないました」