テスラ・モデルY、ブランドの将来のカギに 中国で生産か 回路の効率化も
公開 : 2018.06.19 19:10
フレックス回路の採用による効率化も
モデルYはモデル3と共通のスチールとアルミニウムのハイブリッド構造であるが、マスクによればモデルYは新しい「フレックス回路」とよばれる技術を採用しているようだ。フレックス回路は従来の膨大な量のケーブルを極薄のサンドイッチ構造を持つプラスティック製ケーブルに置き換えることができる。
この技術により、モデルYの内部配線を劇的に減らすことができるだろう。モデル3の配線は1.5kmにもおよぶとされているが、モデルYではわずかに100m程度になるようだ。
モデルYの生産方法も、モデル3とは異なったものになるだろう。フレックス回路の採用により、非常に複雑な配線作業を今まで以上に自動化することができる。その一方で、一部の自動化プロセスを省くことも計画しているようだ。
マスクはモデル3の生産ラインについて、過剰な自動化化がおこなわれているとしている。「機械化によるボトルネック」の解消のための変更がおこなわれる見込みだ。