三菱アウトランダーPHEVに試乗 マイナーチェンジ、パワートレイン/走りを改善
公開 : 2018.06.27 10:10 更新 : 2018.06.27 11:25
どんな感じ?
デザイン面での変化はわずか
2018年モデルのアウトランダーPHEVに歩み寄ってみても、正直、変化に気づくのは難しいかもしれない。新しいデザインのホイールと、フロントグリル周りがシンプルになったこと以外、外観上は2017年モデルからの変化はないようだ。三菱によれば、スタイリングに関しては顧客の反応が良く、それを反映して大きくは手を加えなかったとのこと。
同じことはインテリアにもいえる。上位モデルに新しいレザー内装が追加され、センタートンネルに新しくドライブモードの選択スイッチが加えられた以外、デザイン的には従前と同じ。
センターコンソールには7.0インチのインフォテインメント・システムが備わる。アップル・カープレイとアンドロイド・オートに対応し、スマートフォンの画面をミラーリングさせることが可能。さらに、パワートレインが発生させる出力を各タイヤへ分配する状況を、表示させることもできる。
反面、ライバルモデルと比較すると、メニュー項目のデザインが良いとはいえず、使用感では劣っている印象。画面の下部にレイアウトされているボタン類や、センタートンネルは機能的だが、4万ポンド(600万円)もするクルマの割に、プラスティックが目に付き、安っぽく見えてしまう。
正直いって、静止した状態のアウトランダーPHEVから受ける印象は、それほど満足できるものではない。