インタビュー アウディA1デザイナーに3つの質問
公開 : 2018.06.20 11:10
新型アウディA1が発表されたのを受け、われわれは初代、2代目の両方をデザインしたユルゲン・レフラーに話をききました。先代の丸っこいシルエットを捨て、往年のスポーツ・クワトロを彷彿とさせるハードでスポーティなデザインとなっています。
よりハードでスポーティなルックスに
アウディは先代のソフトで優美なエクステリアを捨て、よりハードでスポーティなルックスを手に入れた。先代が若者たちに人気を博しただけに、これは一部では驚きをもって迎えられた。
この大胆な外観の変更を決めた理由を探るため、初代と2代目ともにA1のデザインチームを率いたユルゲン・レフラーに話を聞いた。
このデザインをひとことで表すと?
「われわれはA1をクラスでもっともスポーティなクルマにしようと考えました。A1をジムに送り込んだともいえるでしょう。先代はやや丸っこい体型でした。新プラットフォームの採用も助けとなり、低く、幅広く、長いデザインとすることができました。ベースの時点ですでにより良いプロポーションを持っていたのです」
A1は女性に人気だが、今回は男性向けにしたのか?
「わたしはそうは思いません。新型A1のデザインはより成熟し、スポーティになりました。これは男性にも女性にも合うと思います」
なぜクワトロの雰囲気を取り入れた?
「小さなラリーカーを作るつもりでデザインしました。わたしはアウディの重要な要素はスポーツ・クワトロにあると思います。これがA1によくマッチしています。タイヤが四隅に配置された小型車のレイアウトは、スポーツ・クワトロの筋肉質なショルダーラインが合うでしょう。自然にそうなったということもできます」