ボルボ、25%を再生プラスティックに 2025年以降
公開 : 2018.06.21 11:10
ボルボは2025年以降、使用量の25%を再生プラスティックとする方針を示しました。これにさきがけ、各所に再生プラスティックを使用したXC60をワンオフ製作しました。同社は生産過程における環境負荷を最低限にすべく数々の目標を設定しています。
もくじ
ー 再生プラスティック使用のワンオフXC60
ー 地球環境への影響を最小限に
再生プラスティック使用のワンオフXC60
ボルボは生産による環境負荷を減らすため、使用量の25%を再生プラスティックとする方針を示した。
同社は2025年までに販売台数の過半数を電動車にするという目標を掲げている。今後の資源節約の方向性を示すため、再生プラスティックを使用したXC60プラグインハイブリッドをワンオフ生産した。
このワンオフのXC60のセンターコンソールは再生可能繊維や、漁業網を再生利用した素材で作られている。カーペットはペットボトルの樹脂や古着などから作られたものだ。PET樹脂はシート表皮のファブリックの代わりとしても用いられ、ボディの遮音材は中古車のシートを素材としている。
ボルボは生産プロセスの環境負荷を減らすことにも取り組んでいる。1月には、スウェーデンのシェブデ工場がカーボンニュートラルになったと発表した。先月、ボルボは2019年末以降使い捨てのプラスティックをすべての施設やイベントで使わない方針を決めた。