試乗 メルセデスCクラス フェイスリフトで魅力向上 2018年型ベストは?
公開 : 2018.06.26 10:10 更新 : 2018.06.26 15:05
Sクラス譲りの安全装備も搭載
英国の場合、メルセデスが販売するクルマの20%はCクラスであることを考えると、ガソリンエンジン・モデルをプラグイン・ハイブリッド化したC300eや、ディーゼル版のC300deといったモデルも追ってリリースされるだろう。どちらも13.8kWh程度のバッテリーを搭載し、EVとしての走行距離は50km程度、最高出力は200ps程度と予想できるが、まだ詳しい情報は届いていない。
アピアランスは、バンパー周りのデザインに手が加えられたほか、魅力的な新しいカラーバリエーションも増やされたが、全体的なイメージは従来どおり。英国では、SEとスポーツ、AMGラインのグレードが設定され、外観上の違いは、主にグリル周り。少しリッチなタクシーから、小型版Sクラスとしてまで、幅広いニーズに対応する。
ヘッドライトには、新しくオプションでアダプティブ・マルチビームLEDを選択できるようになった。ちなみに、84灯もの小さなLEDで構成されている。
Sクラスに採用されている電子制御技術を導入することで、Cクラスも近い形での安全装備を搭載できている。周囲の車両を認識するカメラとレーダーシステムがアップデートされ、500m先までの状況を把握し、90m先までは立体的に認識できるという。
さらに、メルセデスがディストロニックと呼ぶ、アダプティブ・クルーズコントロールがナビゲーションシステムにもリンクし、ランナバウト(ロータリー交差点)やきついカーブに近づくと、スピードが抑制されるようにもなった。だたし、これは1695ポンド(25万円)のドライビング・アシスタンス・パッケージというオプションの機能となるが。
走りの変化はどの程度だろうか。