登場 アストン マーティンDBSスーパーレジェーラ DB11との違いは
公開 : 2018.06.27 00:26 更新 : 2018.06.27 00:27
アストン マーティンの新型「DBSスーパーレジェーラ」がフェラーリ812スーパーファストにも対抗できるスーパーカーとして登場します。DB11をベースとしながらパワーアップや空力の強化など各所に差別化が図られ、扱いやすいハイパフォーマンスを実現しています。
もくじ
ー DB11と共通点おおく パワーは上乗せ
ー サウンド、空力を強化 軽量化も
ー 扱いやすいパフォーマンス
ー DBSスーパーレジェーラについて
DB11と共通点おおく パワーは上乗せ
新型DBSスーパーレジェーラは、アストン史上最速かつもっともパワフルな市販車だ。最高速度340km/hを誇り、フェラーリ812を確実に射程圏内に収める。
アストン マーティンは2012年に消滅したDBSの名称を復活させ、現行のヴァンキッシュSと交代させる方針だ。1967年の初代DBSからの伝統である「スーパーレジェーラ」という名称はイタリア語で超軽量を意味する。一方、ヴァンキッシュの名称はマクラーレン720Sをライバルとするミドエンジンのスーパーカーに使われることになるだろう。
実質的にはヴァンキッシュSの後継だが、DBSスーパーレジェーラの趣向は少々異なっている。アストン マーティンのエクステリアデザインチーフを務めるマイルズ・ニュルンベルガーはこの名称について「非常にロマンチックな名前です。名は体を表すとはこのことでしょう。ヴァンキッシュとは似て非なるクルマに仕上がっています」
DBSスーパーレジェーラはDB11とシャシーを共有し、同じ5.2ℓV12ターボを搭載する。ただしこのユニットはDB11 AMRの639psに対し、DBSでは725psまで高められている。また、91.8kg-mのトルクを1800-5000rpmで発生する。これはDB11 AMRよりも20.5kg-mの上乗せだ。
増強されたパワーとトルクに対応するため、トランスミッションなどは新設計され、ドライブレシオはDB11の2.7:1に対し2.9:1に改められた。これにより、0-100km/h加速は3.4秒、0-160km/hでは6.4秒となった。