メルセデス・ベンツSクラスのインテリアが明らかに
公開 : 2013.03.19 12:47 更新 : 2017.06.01 01:49
メルセデス・ベンツはSクラスのインテリアを明らかにした。フラッグシップ・サルーンに相応しい、贅沢さ、快適性、収納設備、そしてマルチメディア・ファンクションを求めて、再設計されている。
開発のキーとなるのは、水平のアーキテクチャーを強調し、ワイド感をもたせたこと。そこにウッドとか本革とアルミニウムの素材が上手くまとめられている。
そのマルティメディア・システムのため、プログラマーは3000万行以上のコードを書き直した。マップはGoogle Mapによって提供され、その処理はintel Atomプロセッサーによって行われる。その基本プログラムはappleのiOSだが、その他のプログラムも現時点で開発中だ。AndroidとBrackberryについては、デビューまでにサポートされる予定だ。
2つの307mmサイズの直径を持つ高解像度モニターは、ナビゲーション・システムとマルチメディア・システムを表示する。左側がナビゲーション・システム、右側がマルチメディア・システム用だ。
オーディオは、バング・アンド・オルフセンからバームスターに変更された。1500Wの出力で24スピーカー、そして3Dサウンド・エフェクトを持つ。
また、Sクラスには初となるフレグランス・システムが採用される。このシステムは僅か5分で、そのエア吹き出し口からイオン化され匂いのついた空気を出すというもの。その匂いは、フリーサイド、スポーツ、ダウンダウン、ナイトライフという4つが用意される。
マイバッハの中止を受けて、新しいメルセデス・ベンツSクラスのインテリアは、ロング・ホイールーベース・モデルを考慮して造られたとAUTOCARに情報筋は語った。それは最高43.5度の背もたれの角度を調節でき、14のエアクッションによるマッサージ・システムを持つリア・シートなどだ。
また、シート全体も再設計されている。衝突に際して、バックルが胸部損傷を減らすように動くベルト・バックル・フィーダーや、エアバックが膨らむクッション・バッグなども新しい安全装備として採用されている。
騒音に関しても150の独立した遮音コンポーネンツを使い、ボディ剛性が11%、横方向については17%も剛性が上がっているとメルセデス・ベンツはコメントしている。