インタビュー、水野麗子 イベント・コンパニオンという仕事とは(1)
公開 : 2018.06.30 06:10
イベント・コンパニオンという仕事
そのスタートからこれまで数々のイベントに参加し、様々な経験を重ねてきた水野さん。われわれが目にするのはイベントで立っているまさにその姿なのだが、彼女の仕事はそれ以前に、知る事と考える事からスタートしているという。
「何を売りにしているか、アピールしたいかをクライアントにお聞きすることから仕事が始まります。クライアントからお聞きしたことをどう伝えていくか、クルマのイベントならクルマや商品をどうアピールするかを考えてから、ポージングなども決めていきます」
商品をよりよく魅せるために、様々なことを考えるという水野さん。その中にはもちろん、ひと前に立って商品をアピールする自分自身のキャラクターづけも含まれる。
衣装に関してはクライアント側から用意されるものが多いということだが(ひとが変わっても同じ衣装、ということも多いのだという)、その中でどう商品とブースをアピールしていくかを考え、クライントに提案し、お互いにイメージを共有していくという作業がイベントまでに繰り返されることになる。
その作業は、信頼関係を高めると共に。イベントまでに彼女自身のモチベーションを高めていく作業となっているようだ。
「リサーチしてよく考えて。時に、『(製品にあわせて)髪を切ろうと思うんですけど、どうですか?』などとクライアントさんに提案させていただいたりもします」
「衣装に関しても、まず写真をいただいて、どこをどう痩せさせるかなどイメージすることからスタートですね。話し合いの中で意見を伝えて一緒に創り上げていくことで、自分のポテンシャルもあがっていく。そうすると要求されている以上に、もっともっといいものを、と自分のなかのモチベーションが上がっていくんです」
「(イベントで)立つからにはメーカーさんのイメージと名前を背負ってるんで、失礼のないように、いい意味でアピールできて商品などをもっと知ってもらえることが大切だと思っています。自分が立つことで、少しでも良い方向にいってもらいたいので」