解説 フェラーリ488ピスタ 写真25枚 FRDで日本初公開

公開 : 2018.07.03 06:10

エンジン軽量化 インコネル採用

もちろんエンジンの軽量化にも意が払われた。F1マシンに採用されている軽量で耐熱/耐食性に優れるインコネルをエグゾースト・マニフォールドに使用し、クランクシャフト、フライホイールの軽量化が図られ、チタン製コンロッド、カーボン製インテークを組む。これらにより車重は90kg削減した1280kgを実現した。

空力面も突き詰められておりF1やGTレースで得たテクノロジーが惜しげもなく投入されている。F1由来のフロントSダクトはダウンフォースを増大され、フロント・ディフューザーもダウンフォースの発生に貢献し、あわせてブレーキへの流気をコントロールすることによりクーリング性も向上している。

488GTBから採用されているリアウインドウ上面の流気をリアエンドに抜くリア・ブロウン・スポイラーは、488ピスタではウイングをより高く長い形状にすることによりダウンフォースを20%増加。ウイング本体は浮遊して見えるデザインとされ「ドルフィン・テール・リアスポイラー」と呼ばれる。
 

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